*あまはれの光、天頂より差し込むドーム内部、新月の始まる10:57より入手から二年の封印を解かれ、始めて外に持ち出された<マザームーンクリスタルボウル>の演奏が、十人の参加者の見守る中始められる。
拝礼から鈴を鳴らしての導入、そして静かに持続しながら次第に大きくなってゆくその響きが周囲に浸透してゆく。
小さなボウルとの一体化したその波動の渦は、此処から其処へいざなわれ、意識は<壮大な円孤の重層するような宇宙空間〉に漂う。
その中で上げられる祝詞、謳いはこの地球ビトへのメッセージに聞こえた。
どれだけの時が経過したのかも定かではない、
やがて大きな波が引く様に消え入った後、甲高い石笛が此処へ連れ戻す.
終了後、氏のクリスタルボウルとのいきさつ、この大きなボウルとの新婚旅行先セドナでの運命的な出会いとその入手を決意したのっぴきならぬ顛末を興味深く聞く。
その後皆で周囲を囲み、その波動を直接体感する、凄い震動だ。
思わず後ろ向きになって痛かった腰に当てるととても心地よい振動が骨を共振させる。
遅れて来た女性が100m手前の駐車場から聞こえたというその重低音は地を這い何処まで届くのだろう。
ギャラリーで祝いの赤飯を口にした後、自分の希望で半地下の泥のドーム、<ドローム>でも小さいボウルを中央に据え音を響かせると、やはり心地よく音が回る。
今後いろいろな場所に持ち出すというこの稀なる響きを是非体感して欲しいと思います。
あまはれ谷川夫妻に多謝