＊伐り残された杉の根株を使ったキャリアチェア。
　「回廊」を思わせる背から『コリドールチェア』と呼ぶ。

＊大荒れの天気を押してやって来た客人の一人がこの椅子に腰かけたまま動かない。
明日米国に帰るという彼、送るのではなく持ち帰るという。
（なんとファーストクラスだからＯＫなのだと。）
梱包するために上下分離すると、クス特有の芳しい香りが立つ。

＊中の抜け落ちた大きな栃を切り落とした側材を加工して寝台に。
＜Ｌ１９０ × Ｗ１１０＞

＊＜Ｌ２００×Ｗ１２０＞という樹齢二百年以上の松の側材を揺れる寝台に加工する。
その大きさから「精霊船」を想起する。

＊好評だった前作をモデルにした「揺れる寝台」を大山産の松の盤を合わせて制作する。
身長に合わせて使えるようにした大節のヘッドレストがポイント。

＊L４００×W８０×D４というローングテーブル材を粗削りする。
堅く逆目が出やすい手ごわい木である。

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＊半割にしたカイズカイブキに枝脚をつける、と歩き出しそうになる。

＊４年前粗削りしていたシイの根株のテーブルを仕上げる。